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希望の種を、ありがとう。
 ようやく少し落ち着きました。

12月23日 新日本製薬Presents 福島っ子音楽祭〜SMILE TOGETHER〜

終了しました。


この音楽祭は、去年子ども達と一緒に作ったアルバム「スマイル:)」の再現をしよう、というところから始まりました。
去年、わたしと当時のスタッフ稗田さんが二人で各学校をまわり、レコーディングして行った音源です。それをMY LIFE IS MY MESSAGE 相馬本部長 森田さんが聴いてくれて、この作品を愛してくれて、HEATWAVE山口洋さんをはじめ、knife acoustic groove 中野さんや、そうまかえる新聞の仲間達や、写真家の松本さんやUMISAKURAのFさんや…とにかく本当にたくさんの皆に、スマイル:)の輪を拡げてくれたところから、始まりました。

それが今年のあたまのことです。
2012年という年は、わたしにとって無数の素晴らしい出会いと、泣き笑いの年になりました。

去年一緒にアルバムを作った子ども達の希望者と、そうして出逢った、全国の仲間たちと、みんなでつくりあげた、それが、今回の音楽祭。

〜SMILE TOGETHER〜っていうのは、一緒に笑おうって意味だよ…
当日は全国からみんなのために、たくさんのボランティアの皆さんが集まってくれるよ…
インターネット中継されるから、みんなは世界デビューだよ…

各学校の練習で必ずみんなに伝えたこと


この日は想いが結集されていた


相馬は遠い


わたしは地元だからしょっちゅう東京相馬間を移動してるけど、それは地元だからこそやっと当たり前に出来ている事でもある。
震災以降いま、この街は陸の孤島のようになってしまっています。
津波と原発事故で、北にも南にも、電車の線路は断たれています。
新幹線に乗るには、北に仙台まで1時間20分くらい車で行くか、代行バスを使うか、またはぐねぐね山道を福島市方面に1時間20分くらい、車、または、バス。この時期、峠を越えるのはある意味命がけです。ものすごい凍結するし、危険な道なのです。事実わたしも3月に移動中、一度車でスリップして死ぬかと思いました。


たとえば東京に戻ると、そういう事を知らない人がたくさんいるんだ。
別にそれを責めてるわけじゃないよ。みんな日々の忙しさの中で、そういうことに想いを馳せられる方はそう多くはない。

往復してるからこそ、わかるんだ。温度差が。
去年はそんなに感じてなかったけど、最近、とみに感じるようになった。

でも、それでも。
想い続けてくれている人がいるよ。
自分のことのように、想いを寄せ、涙し、心配して、ときに怒ってくれる人も、いるんだよ。

それが、あの日会場のはまなす館に集まってくれた人達なんだよ。
80人を越える人達が、自分たちの想いと力で、ボランティアで集まってくれたんだよ。
ボランティアっていうのは、阪神大震災の時もそうだったし、震災後、よく聞く言葉だけどね、移動費とかね、そういうものが、お金がどこかから出ているわけじゃないんだよ。



このイベントの開催にこぎつけるまでにものすごい数の人たちに助けてもらいました。

構想は初夏くらいには始動していましたが、イベントの実現には膨大なマンパワーとお金が必要です。とてもじゃないがわたし一人の力じゃ全くもって無理でした。


ロックバンドHEATWAVEのメンバーが、なんと、ギターを置いて、名刺を作って、着慣れないスーツを着て、大会社の皆さんに会いに行って話をしてきてくれました。
その時メールのやりとりで、音楽業界の大先輩である彼は言いました。
「相馬の子ども達の為なら、何でもやるで」


そこには愛が溢れていました。

夏になると、音楽祭参加を求めるため、学校まわりが始まりました。
相馬の、蒼龍寺というお寺の、田中さんが事務関係を引き受けて下さいました。スーパー事務局長。書類さばき、そして各方面との交渉、話し合い。とても助かった。
教育委員会に後援をいただいたり、市役所の皆さんにもたくさん助けてもらいました。

みんな、相馬っ子の為に。


同じ気持ちだったと思います。


夏の終わりに、わたしとHEATWAVE山口洋さんとで、玉野小でミニコンサートをしました。このときも、自らの仕事を投げうって、たくさんのMY LIFE IS MY MESSAGEのメンバーが手伝ってくれました。
その模様が、9月の、東京、大阪、博多ツアーのパンフレットにもなりました。
写真は松本康男さん。ほんとうに素晴らしかった。ライブのVJ、映像班はワタナベタローさん。しばちゃんとOさんも。こちらも、素晴らしかった。

相馬には相新音楽祭という音楽祭があります。去年は震災の影響で開催されませんでしたが、今年からは復活。10月に催されました。

街に、すでに根付いている相新音楽祭。小学5年生と、吹奏楽部等の中学生が出演するものです。わたしも昔出た記憶があります。
今回の音楽祭は、それとどう違うものなのか。
1校1校、先生方にお話させていただきました。

まず、ステージがでーんとある、発表会といった趣旨のものではないこと。
もちろん、競い合うものでもない。
同じ目線で、同世代の子ども達がお互いの演奏を聴きっこ出来ること。
希望者は、1年生から6年生までいました。
町っ子、浜っ子、山間部の子。
同じ相馬市でも違う気質の子ども達。

去年スマイル:)で歌声は互いに知ってるけど、実際は会った事のない子ども達が初めて一同に集まる。
同世代と家族の前で歌うことで、さらに自信につながるんじゃないかな。
お互いの演奏を聴くことで、きっとなにか、感じるところ、あるんじゃないかな。

そんな想いから始まりました。

最初はHEATWAVEがわたしと一緒に子ども達の伴奏をしてくれるという案がありましたが、後からどんどん意見を交換していくうち、それよりも、HEATWAVEの本気のロックライブを子ども達にプレゼントしてもらおう、という方向になりました。
相馬という町には、ライブハウスがないのです。
クラシックのピアノ教室はあります。楽器屋さんもひとつだけ、あります。
ポップスもだけど、ロックが育つ土壌が、ない。

だからみせたかった。


さらに、夏の終わり、ひとつの素敵な偶然が重なります。
集英社 スペシャルプレゼンター「謎の海賊一味」をプロデュースする佐々木モトアキさんが、山口さんの活動に共感し、被災地の様子を見るため相馬の地を訪れたそうで、冬に相馬の子ども達と音楽祭をするという話をききつけ、僕らも何か出来ないでしょうかと声をかけて下さったのです。
最初それを聞いたときは、嬉しい反面、戸惑いもありました。
事実、学校まわりも始まっていましたし、頭の中は子ども達との演奏を具体的にどうやって行くか、安全面は無事確保出来るのか、HEATWAVEの演奏とのコラボ…等々、既にわたしの小さなキャパが満タンになってきていた頃でした。

でも、子ども達の大好きな大人気アニメあの「ワンピース」になりきっちゃうという魅惑的な劇団です。子ども達、喜ぶだろうなぁ。
そして、劇団の性質上、普段はチャリティー公演などはやられないというのに、今回の為に特別に話をして下さったのです。


佐々木さんの、情熱と愛がそこに溢れていました。

ありがたく、お願いする事にしました。


こうやって、3本の演目が決まって行ったのです。


10月に各学校との調整が終わり、出演学校が決まりました。
基本、希望者を募って、参加は約210名。
冬休みに入ってからの日程なので、なかなか先生方にはお願いしづらい状況だという事がわかりました。
そりゃそうです。
皆さんにも家庭があり、それぞれ事情があります。
授業のカリキュラムも決まっている中で、練習にさける時間は決まっています。
だいたい、昼休みを希望する学校が多くありました。
なかには、特別に音楽の時間をこの練習にさいて下さった学校もありました。
先生方にも、本当、感謝、感謝です。

そんな中、こないだ、本番の日。
出演した学校の中で、ほとんどの校長先生が見に来て下さっていました。
子ども達も嬉しそうだったな。


そうまかえる新聞チームも、記録の写真を撮りに来てくれたり、たくさん動いてくれていました。
当日中継してくれたNTTのMさんたちは、全学校の練習に足を運んで下さいました。

学校に何度も出した文書は、田中さんや学校をまとめて下さった星先生にお骨折りいただきました。

本番5日前だというのに、プログラムが揃っていなくて慌てたり、UMISAKURA FさんとYちゃんがご厚意でつくって下さったり…。

Kさんが長崎から、相馬の子ども達にお菓子のプレゼントを用意してくれたり、かえる新聞デザイン担当のかざみちゃんが、ダニュウさんから子ども達にルームシューズを用意してくれたり…。謎の海賊一味のプロデューサーSさんが、大人気キャラ チョッパーの刺繍が入ったマフラーを用意してくれたり…。

これね、書くのは簡単だけど、ご用意もそうだけど、宅急便で送るだけでものすごい事ですよね。
200個以上も。
プレゼントの受け取り、梱包も、たくさんのスタッフが手伝ってくれました。
男の子用と、女の子用の袋があったんですよ。

地元のお菓子屋さん 船橋屋さんや、フレスコキクチさんも、子ども達に素敵なお菓子をプレゼント下さいました。


熊本から。香川から。全国から、地域のみんなから、愛が溢れていました。


みんな、ほんとうにありがとう。
そして、お疲れさまでした。

おとなもこどもも、本気だった。

ここからは、松本康男さんの写真で…
感じてください。































































































































ここまで、すべて、photo by 松本康男





photo by me:)





ありがとうございました。


イベントの感想は、mlimm0311@gmail.comまで。
お待ちしています。

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コメント
堀下サンは、正しい努力を重ねたと思います。
自分は、ある問題で、警察、弁護士、マスコミなど門前払いでした。
誠意ある医師に巡り会い、問題を乗り超えました。
今は、全く別のカタチとなり、芽が出てきました。
自分も正しい努力を重ねたいです。
1年間、お疲れさまでした。
| Standoup | 2012/12/31 2:05 PM |
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